チェルシーに所属する元イングランド代表のDFジョン・テリーが、29日に行われたプレミアリーグ第27節延期分のレスター・シティ戦で偉業を達成した。

　残り5試合で2勝すれば優勝が決まるチェルシーは、4連勝中のレスターと対戦。前半はホームの観衆を味方につけたレスターに先制を許すが、後半開始早々にFWディディエ・ドログバの得点で同点に追いつくと、79分には右CKからのボールを味方選手が頭で合わせ、GKが弾いたところをテリーが押し込み、殊勲の逆転ゴールを決めた。試合はチェルシーが3-1で勝利し。2009-10シーズン以来5季ぶり5度目のリーグ制覇に王手をかけている。

　英紙『デイリー・メール』によれば、テリーが挙げた今季4点目のゴールは、プレミア通算38点目となり、元エバートンのデビッド・アンズワースがもつDFの最多得点記録に並んだという。

　 3位には28ゴールを決めた元リーズのイアン・ハート、4位には26ゴールを挙げているエバートンのレイトン・ベインズがランクインしているが、テリー以外の3選手はFKとPKのキッカーとして得点を量産しているため、セットプレーを任されていないテリーが記録に到達するのは簡単なことではないだろう。

　テリーは2000-01シーズンから15年連続でゴールを決めており、DFながら攻撃面でもチームをけん引している。

【了】