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ミラン買収、タイ人資本家が独占協定か。名誉会長が中国資本との関与を否定

text by 編集部 photo by Getty Images

ミラン買収、タイ人資本家が独占協定か。名誉会長が中国資本との関与を否定
ミランと独占協定を結んだとされるビー・テチャウボン氏【写真:Getty Images】

 日本代表FW本田圭佑が所属するミランの株式売却先は、タイ人資本家ビー・テチャウボン氏に絞られたようだ。3日、イタリアTV局『スカイ・スポーツ』が報じている。

 ミラノで2日、クラブのオーナーであるシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長とテチャウボン氏が会談したミラン。これにより大筋の合意が締結されたとみられていたが、さらに同局によればテチャウボン氏はベルルスコーニ氏と独占協定を結んだことが明らかとなっている。

 これにより、売却先の候補として噂されていたリチャード・リー氏らの中国資本は交渉に参加できない状態であることが決定した。イタリア通信社『アンサ』によれば3日、ベルルスコーニ氏は中国資本との交渉を否定するコメントを発している。

 現在テチャウボン氏はタイに帰国しており、買収を実行するための詳細な提案を準備しているとみられている。ベルルスコーニ氏は中国資本への売却を希望しているという噂から、ここからの売却先の変更もありえるのではないかとみられていた。今回の報道でミランの売却先がテチャウボン氏一人に絞られた形だ。

 二転三転したミランの買収騒動だが、ようやく終息が近づいているようだ。

【了】

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