イタリア・セリエAのインテルで副会長を務めるハビエル・サネッティ氏は、低迷するクラブが再びトロフィーを争える日が来ることに疑いはないと主張している。

　インテルはリーグ34節終了時点で勝ち点49の8位。王者ユベントスとは30ポイントも離され、かつての名門は苦しいシーズンを送っている。現在の目標であるヨーロッパリーグ出場権は勝ち点3差まで縮まっており、残り4試合は厳しい戦いが続くことが予想される。

　伊紙『トゥット・スポルト』で、サネッティ氏は「インテルが主役に戻れる日はそう遠くはない。過去には多くの偉業を達成してきた。このクラブは全てのことを起こせる可能性を秘めている。イタリアのフットボールは難しい時期を過ごしている。だが、それを打破するのはインテルだ。

　我々は欧州への切符を諦めていない。最大限に力を尽くせば、シーズン終了後の順位がインテルの力を証明してくれると思う。夏の移籍市場ではリーダーとして相応しいチームを構築するため積極的な補強を計画しているよ」と巻き返しを誓った。

　この日はミラノ万博（EXPO Milano 2015）開催を記念したエキシビション・マッチがサン・シーロで行われ、試合の収益金の親善大使を務めるサネッティ氏は「PUPIチーム（サネッティ・フレンズ）」の一員としてピッチに登場。元ミラン選手を主体に構成された「EXPOチーム」と対戦し、往年のプレーを披露した。

　豪華なメンバーが揃った試合は「EXPOチーム」が6-4で勝利。試合後にはインテルのマイケル・ボーリングブロークCEO（最高経営責任者）から長年つけていた背番号「4」のユニフォームが贈呈され、選手や観客の前で感謝の言葉を述べた。

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