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迷えるC・ロナウドがペレス会長に打ち明けた悩み。チームで孤立したCR7がレアルに訴えた問題の“解決策”とは?

レアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドは近日、クラブの未来を心配してフロレンティーノ・ペレス会長と話し合い、悩みを打ち明けたと言う。スペイン紙『マルカ』の副編集長フアン・イグナシオ・ガジャルド氏が21日に伝えている。

text by 編集部 photo by Getty Images

会長に悩みを打ち明けたロナウド

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大きな悩みを抱えるレアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドは近日、クラブの未来を心配してフロレンティーノ・ペレス会長と話し合い、悩みを打ち明けたと言う。スペイン紙『マルカ』の副編集長フアン・イグナシオ・ガジャルド氏が21日に伝えている。

 同氏によれば“CR7”(ロナウドの愛称)が抱える最大の悩みの一つは、自身の得点力がチームの功績に見合っていないと言うことだ。ここ6年、国内リーグで223ゴール決めるも優勝した回数は1度だけ。ロナウドは、自身からチームへの貢献度とチームから自身への貢献度のバランスがとれていなかったと考えているようだ。

 ポルトガル代表FWの悩みはこれだけではない。メディアだけではなくサポーターからも批判された、アトレティコ・マドリーとの4-0の大敗の後に行われた誕生日パーティー。誕生会が批判される対象になることは理解するも、ロナウドは擁護しなかったクラブやチームメイトのリアクションが理解できていないと言う。

 むしろ、同僚のMFトニ・クロースは「パーティーを行うタイミングではなかった。僕はこの様なこと(批判の嵐)が起こると想像できていたから行かなかった」と述べている。クロースの様な発言や数人の沈黙は彼にとってショックであり、孤独を感じたとようだ。更に、ロナウドはメディアの騒ぎを静めようとしなかったペレス会長でさえ非難した。

 そして5年の交際に幕を閉じたモデルのイリーナさんとの破局は、更なる追い打ちをかけた。ロナウドは家族や代理人のジョルジュ・メンデス氏、数人の親友以外に対しては不信を抱くようになったと言う。チームでもいつもより同僚を避けるなど関係は薄れていった。唯一、良好な関係を保っているのは同朋のDFファビオ・コエントランである。それだけあってロナウドは、クラブに同選手を放出しないようにまで頼んだと言うが、来季はマンチェスター・ユナイテッド移籍がほぼ確定している模様だ。

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