ちょうど10年前の今日に行なわれたチャンピオンズリーグ（CL）決勝を覚えているだろうか？　2004-2005シーズンのCL舞台はそう、イスタンブールだ。

　ファイナリストは現在日本代表FW本田圭佑が所属しているミランとリバプール。この決勝は後に「イスタンブールの奇跡」と呼ばれた。前半をミランが3-0とリードしたものの、後半でリバプールが反撃。3-3の同点に持ち込み、延長戦後のPKで奇跡の大逆転優勝を成し遂げたからだ。

　しかしながら、実はミランは20年前もCL決勝を戦っている。そして20年前も同じく涙をのんでいるのだ。1994-1995シーズンのCLファイナリストはミランとアヤックス。元オランダ代表パトリック・クライファートのゴールで0-1と沈んでいる。

　両決勝のミランのスターティングメンバーは以下。

リバプール戦（4-3-1-2）
GK：ジダ
DF：カフー、ヤープ・スタム、アレッサンドロ・ネスタ、パオロ・マルディーニ
MF：ジェンナーロ・ガットゥーゾ、アンドレア・ピルロ、クラレンス・セードルフ
　　 カカ
FW：アンドリー・シェフチェンコ、エルナン・クレスポ

アヤックス戦（4-4-2）
GK：セバスティアン・ロッシ
DF：クリスティアン・パヌッチ、アレッサンドロ・コスタクルタ、フランコ・バレージ、パオロ・マルディーニ
MF：ロベルト・ドナドーニ、デメトリオ・アルベルティーニ、マルセル・デサイー、ズボニミール・ボバン
FW：ダニエレ・マッサーロ、マルコ・シモーネ

　今季はセリエAで10位とかつてない低迷に陥っているミラン。株式売却騒動も解決してはいない。果たして、かつての名門は再びCL決勝の舞台に立つことはできるのだろうか。

　なお来季のCL決勝の舞台はミランの本拠地サン・シーロで開催されるものの、ミランはCL出場権を獲得できていない。

【了】