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日本代表 9年前

テーマは『勝ち癖』。指揮官に共感する本田。「名誉挽回のチャンス」ロシアへ向け圧巻の存在感を

text by 元川悦子 photo by Getty Images

「名誉挽回のチャンスを生かさなければいけない」

テーマは『勝ち癖』。指揮官に共感する本田。「名誉挽回のチャンス」ロシアへ向け圧巻の存在感を
本田圭佑は「結果で証明したい」とW杯予選に意気込む【写真:Getty Images】

 ACミランは10位に低迷し、フィリッポ・インザーギ監督は解任の憂き目に遭った。後任にはシニシャ・ミハイロヴィッチ監督が就任すると言われているが、本田自身の扱いがどうなるかも全く分からない。

「結局、このオフが終わった後の来シーズンがすごく重要になってくるわけじゃないですか。自分個人としても監督も今、新しい監督が決まっていない中で、発言できることは多くないかなという感じはしますけどね」と本人も慎重な物言いを崩さなかったが、微妙な状況に置かれているからこそ、今回の日本代表2連戦で今後に弾みをつけておく必要がある。

とりわけシンガポール戦は、3年後の2018年ロシアワールドカップに向けての重要な一歩になるだけに、間もなく29歳になるベテランアタッカーは圧巻の存在感を示さなければならない。

「ブラジルでの悔しさをここでぶつけようとかそういうことにはつながらないし、アジアカップとも別物。ただ、予選の難しさも当然あるし、内容にもこだわったりしなければいけなかったりもする。

 より完璧を求められたりするんで、逆にこういう時の方が難しかったりすると思いますね。それでもアジアカップで期待を裏切った分、名誉挽回のチャンスを生かさなければいけない。結果でそれをみなさんに証明できたらいいと思いますね」

 淡々とした口調の中にも熱い思いを垣間見せた本田圭佑。彼はロシアに向けての最高のスタートを切る意欲に燃えている。

【了】

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