レアル・マドリー・カスティージャ（Bチーム）の監督を務めるジネディーヌ・ジダン氏が、現地6日に行われる欧州チャンピオンズリーグ（CL）決勝でバルセロナと対戦するユベントスのFWアルバロ・モラタにエールを送っている。

　ジダン氏は昨季、カルロ・アンチェロッティ監督（5月25日に解任）の下でアシスタントコーチを務め、当時マドリーに所属していたモラタを直接指導していた。その後、22歳のスペイン代表は今季開幕前にジダン氏の古巣ユベントスに放出されたものの、イタリアで大ブレイクを果たし、CL準決勝のマドリー戦では2試合で勝負を決定付ける2ゴールを挙げ、ファイナル進出に大きく貢献した。

　西紙『マルカ』でジダン氏は「モラタはファンタスティックなシーズンを送っている。最後に大きなことを成し遂げて欲しい。我々は彼に敗退させられた。決勝では彼とユベントスが勝ってくれることを願っている」と、元教え子に期待を寄せた。

　また、12年ぶりにCL決勝へ進出したユベントスには「いつの時代もユベントスをファイナルで見られることは嬉しい。私はあそこに5年間在籍していたからね。だが、重要なのは彼らがこの舞台に戻ってきたということだ」と、カルチョーポリ（イタリア最大の八百長事件）を乗り越えて復権した古巣にメッセージを送った。

　なお、ジダン氏は当時マドリーでプレーしていた2001-02シーズンのCL決勝レバークーゼン戦で、決勝ゴールとなる伝説のボレーシュートを決めている。

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