レアル・マドリーに就任したラファエル・ベニテス監督はクラブと話し合った末、一致している意見もあればしていないものもあるようだ。スペインメディアが8日に伝えている。

　まずスペイン紙『マルカ』によればベニテス監督もマドリーのフロントも、昨季8000万ユーロ（約110億円）の移籍金に見合ったパフォーマンス（17ゴール18アシスト）を見せたMFハメス・ロドリゲスは必要不可欠な存在だと考えている模様だ。

　しかし、センターフォワードに関しては意見が割れた。スペイン紙『アス』によると、ベニテス監督は、フロレンティーノ・ペレス会長が夢見ているマンチェスター・シティのFWセルヒオ・アグエロではなく、今季ユベントスで爆発したFWアルバロ・モラタを求めているという。

　昨夏2200万ユーロ（約30億円）＋買戻しオプション付きで放出したモラタを連れ戻すには、3千万ユーロ（約42億円）かかる。来季だと3500万ユーロ（約49億円）。更にモラタが古巣に帰った場合、5年契約と年間250万ユーロ（約3億5千万円）以上の年俸で帰還する合意に達しているという。

　この意見の食い違いをポルトガル紙『ア・ボラ』は「ペレス会長とベニテス監督が衝突」と取り上げているが、あくまで意見が違うだけであってスペインメディアは何も報じていない。

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