マンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイは、クラブの残留を希望しているようだ。英メディア『Sport Witness』が伝えている。

　ヤヌザイは2014/15シーズン、ルイス・ファン・ハール監督の構想の中心となることは出来なかった。リーグ戦での出場は18試合、ゴールもアシストも記録することが出来なかった。

　レジェンドであるライアン・ギグス氏の背番号「11」を受け継いだ20歳のMFには、元ユナイテッドのデイビッド・モイーズ監督率いるレアル・ソシエダがレンタルでの獲得に興味を示していた。

　ヤヌザイは、2013/14シーズンにこのスコットランド人監督のもとでユナイテッドデビュー。チームは7位と大きな不振に陥ったが、個人ではデビューシーズンで4得点4アシストと結果を残していた。

　だが、ヤヌザイは「クラブのレジェンドになりたい」と語り、移籍する意思はないと代理人のディルク・デ・フリーセ氏が明かしている。

「全てナンセンスなことだ。アドナンはユナイテッドで上手くやれていると感じているし、クラブも出て行ってほしいとは思っていない。彼はずっと前から大きなタレントになることを考えていた。

　数多くのトップチームが彼の獲得を尋ね、多くの中堅チームがレンタルでの獲得を希望していた。だが、彼はクラブのレジェンドになるためマンチェスターに残るだろう」

　来季も大型補強が噂されるユナイテッド。さらなるビッグネームがやってくることがあれば、ヤヌザイの立場はますます危うくなるが、若きベルギーの逸材はファン・ハール監督からの信頼を掴むことが出来るだろうか。

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