マンチェスター・ユナイテッドは、レアル・マドリーのDFセルヒオ・ラモス獲得のためGKダビド・デ・ヘア+3000万ユーロ（約49億円）オファーを提示したようだ。23日付のスペイン紙『アス』が伝えている。

　ユナイテッドはデ・ヘアの売却額を4000万ユーロ（約56億円）に設定したため、実際の移籍金は合計7000万ユーロ（約100億円）となる。マドリーの補強で史上最高額のキーパーになるはずだったが、最終的にはラモスが史上最高額移籍金になるかもしれない。

　同紙は21日、ラモスがマドリーに対して怒っている理由は金銭問題ではなくクラブの評価にあるため、現在貰っている年俸600万ユーロ（約8億4千万円）と同じ金額をオファーされたとしても受け入れるつもりだと報じている。それでもユナイテッドはスペイン代表選手に1200万ユーロ（約16億8千万円）の年俸をオファーした模様だ。

　ラモスとユナイテッドの接触は今に始まったことではない。同クラブの代理人は4月、ロンドンのとあるホテルでラモスの兄であり代理人のレネ・ラモス氏に同選手への関心を伝えたという。しかし当時マドリーとラモスの関係は今ほど劣化していなかったため、状況は違ったようだ。

　なお同紙が行ったアンケート調査の結果、マドリーサポーターの7割がラモスとデ・ヘアのトレードに反対している。2005年にマドリーに移籍して以来10年間にわたってチームに貢献してきたラモス。果たして今夏の移籍は実現するのだろうか。

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