リバプールは、サウサンプトンに所属するイングランド代表のDFナサニエル・クラインの移籍交渉でクラブ間合意に至ったようだ。

　クリスタル・パレスのユースで育った24歳のクラインは、2012年7月にサウサンプトンへ加入。移籍初年度から右SBの定位置を確保すると、2014-15シーズンのプレミアリーグでは35試合に先発出場し、チームのヨーロッパリーグ出場権獲得に大きく貢献した。

　英紙『エコー』によれば、サウサンプトンはリバプールが提示した移籍金1250万ポンド（約24億円）のオファーを受け入れるようで、同選手が休暇先の米国から戻り次第、メディカルチェックが行われると報じられている。また契約期間は5年になる見通し。

　リバプールは、同ポジションを長年任されてきたグレン・ジョンソンが退団し、現戦力は怪我で長期離脱中のジョン・フラナガンと経験が浅いハビエル・マンキージョしかいない。そのため、ブレンダン・ロジャース監督は90分間を走り抜くスタミナをもつクラインを獲得し、4バック採用時のチーム戦術に安定感をもたらしたいと考えている。

　なお、リバプールは既にMFジェームズ・ミルナー、FWダニー・イングス、MFロベルト・フィルミノなどの獲得に成功しており、もしクラインの入団が決定すれば今夏の移籍で6人目の補強となる。

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