2.メッシとルイス・エンリケの衝突

　最終的に三冠を制覇したバルサだが、その道のりは決して平坦ではなかった。バルサが1月にレアル・ソシエダに敗北を喫し、崩壊寸前とまでいわれた中、絶対的スターであるFWリオネル・メッシとルイス・エンリケ監督が練習中に衝突。

　このアルゼンチン代表は、ミニゲームで激しいタックルを受けたにもかかわらず審判を務めたエンリケ監督がファウルと判定しなかったことに怒り、後日の公開練習で胃腸炎を言い訳にサボったとも報じられた。

　メッシ自身は否定していたが、同僚のジェレミー・マトゥーやジェラール・ピケなどが認めている。しかし、両者はプロ精神を貫くことに成功し、タイトル優勝に専念した。