日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターは13日、突如解任となったナイジェル・ピアソン監督の後任にクラウディオ・ラニエリ氏の就任を発表した。契約期間は3年となっている。

　イタリア生まれのラニエリ監督はローマやユベントス、インテルのような母国の名門以外にもチェルシーやアトレティコ・マドリー、バレンシアといったビッグクラブに加え、ギリシャ代表を率いた経験を持つ63歳のベテラン指導者だ。

　インテルを率いていた2011-12シーズンに長友佑都がラニエリ監督から指導を受けたこともよく知られている。2011年9月に低迷するチームを引き継ぐ形で就任し、翌3月には成績不振で契約解除となったが、その後モナコの指揮官としてすぐに復活を遂げた。

　クラブ公式HP上でコメントを発表したラニエリ監督は、2度目となるプレミアリーグでの指揮に向け、「レスターのような偉大な伝統を持つクラブに来られて非常に光栄だ。私はいくつかのトップリーグで数々のビッグクラブを指揮してきたが、チェルシーを離れて以来、世界で最も素晴らしいこのリーグに戻るチャンスを夢見ていた」と意気込みを語っている。

　百戦錬磨のイタリア人指揮官はオーストリアでのプレシーズンキャンプに合流し、21日のリンカーン・シティ戦を皮切りに5試合のプレシーズンマッチを戦ってプレミアリーグ開幕戦に備える。

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