ユベントスに所属するチリ代表のMFアルトゥーロ・ビダルは、バイエルン・ミュンヘンへの移籍が確実なようだ。

　バイエルンは当初、ユベントスに対して移籍金3000万ユーロ（約40億円）を提示したものの、取引先は4500万ユーロ（約60億円）を要求したため。ボーナス込みの4000万ユーロに増額し、交渉を続けていた。

　伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、バイエルンはユベントスとボーナス込みの3800万ユーロ（約51億円）で合意に達し、ビダルとも年俸650万ユーロ（約9億円）の5年契約で合意に至ったと報じられている。ただし、膝の怪我が多かったビダルがメディカルを無事通過しなければ、移籍は実現しない。

　2011年にユベントスへ加入した28歳のビダルは、2014-15シーズンにチームのスクデット4連覇とチャンピオンズリーグ決勝進出に大きく貢献。今夏に行われた母国開催のコパ・アメリカ（南米選手権）では、同国史上初の優勝を成し遂げ、キャリアの絶頂を謳歌している。

　なお、ユベントスのフロント陣は、ビダルとのトレード話が浮上したバイエルンのMFマリオ・ゲッツェの代理人と依然交渉を続いており、場合によってはビダルの移籍金が減額になる可能性もあるようだ。

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