フットボールチャンネル

パルマ破産から4ヶ月……新クラブ「パルマ1913」が4部から再出発

text by 編集部 photo by Getty Images

パルマ破産から4ヶ月……新クラブ「パルマ1913」が4部から再出発
今年3月に債務不履行によって破産したパルマ【写真:Getty Images】

 今年3月に債務不履行によって破産したパルマの新クラブ、パルマ1913がイタリアサッカー連盟(FIGC)から正式に認可を受け、セリエDから再スタートを切ることとなったと、英メディア『BBC』が報じている。

 元日本代表のMF中田英寿も所属したパルマは、過去に2度のUEFAカップ制覇を達成するなど、イタリアの名門クラブとして一時代を築いた。しかし、2015年3月に2億ユーロ(約256億円)を超える巨額の負債を抱えて破産し、セリエAでも最下位に転落するなど未曾有のシーズンを送った。

 5月には経営権譲渡の競売が行われ、新オーナーが負債を引き受ければセリエB(2部)からのスタートが可能だったが、期限内に買い手が見つからず、クラブは解散となっていた。

 その後、90年代にパルマの黄金時代を監督として築き上げた67歳のネヴィオ・スカーラ氏が会長となり、パルマ1913を設立。パスタメーカーを経営するグイド・バリッラ氏ら実業家の支援を受け、セリエD(4部)から再出発することになった。

 なお、新クラブの名称に含む「1913」は、パルマの創立年を表している。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top