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霜田技術委員長、引き続きベンチ入り「隣に座っていようが上から見ていようが評価はできる」

text by 編集部 photo by Dan Orlowitz

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霜田正浩技術委員長【写真:ダン・オロウィッツ】

 日本サッカー協会(JFA)は27日、ロシアW杯アジア二次予選のカンボジア戦とアフガニスタン戦に臨む日本代表メンバーを発表した。

 司会者が最後の質問者を指定すると、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「私を困らせるような質問をしてもいいんですよ」と話し、こう続けた。

「例えば、霜田さんが私の横にいて批判されたという話を聞きました」

 6月のシンガポール戦、1勝もできず最下位に終わった東アジアカップでは、霜田正浩技術委員長がベンチ入りした。そのことが疑問視されていたが、ハリルホジッチ監督自ら要求したことだったという。

 指揮官は「技術委員長がA代表の監督の横にいるという習慣はないかもしれませんけど、選手のことを知っているし、環境のことも知っている。グラウンド上の役割もわかっている」と、理由を説明した。

 ベンチ入りした場合、監督への評価はしっかりできているのかという問いに対して霜田技術委員長は、「隣に座っていようが上から見ていようが評価はできます」とキッパリ。今回の2連戦でもハリルホジッチ監督の隣で行動を共にする意思も明かした。

 確かに不思議な光景ではあったが指揮官の横に誰がいようが、それは問題ではない。選手も気にはしないだろう。なぜなら監督はハリルホジッチであり、実際ピッチでプレーするのは選手自身だからだ。

 日本代表に求められるのは勝利だ。これ以上躓かないためにも、ハリルホジッチ監督はこの2連戦を勝つことだけに集中しなければならない。

【了】

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