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ミラン復帰のバロテッリ、その“コスパ”は? 1ゴールの値段が驚きの価格に…

text by 編集部 photo by Getty Images

ミラン復帰のバロテッリ、その“コスパ”は? 1ゴールの値段が驚きの価格に…
バロテッリの1ゴールあたりの値段は1億円に【写真:Getty Images】

 セリエAのミランは27日、リバプールのFWマリオ・バロテッリを期限付き移籍で獲得。1シーズンでの古巣復帰となった。

 07年に17歳という若さながらインテルでトップチームデビューを果たしたバロテッリは、その類い稀な素質から世界屈指のストライカーとなることが期待されていた。

 その後はマンチェスター・シティ、ミラン、リバプールと各国リーグのトップクラブでプレー。不世出のポテンシャルを持つだけに、その移籍金総額は4890万ポンド(約91億円)に膨れ上がった。

 しかし、“奇行”ともいえる問題行動や監督との衝突、自身のメンタル面の問題などもあり、当初に期待されていたほどの活躍を見せてきたとは言い難い。

 各クラブでのリーグ、国内カップ戦、欧州カップ戦といった公式戦の通算得点数は92得点。約9900万円となり、ストライカーにとって最も重要なゴールについては、実に「1ゴール=1億円」のコストがかかるということになってしまう…。

 例えば、レアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドは移籍金総額7800万ポンド(約145億円)で通算得点数が431点。つまり、1ゴールに換算すると、約3400万円となる。

 また、バルセロナのFWルイス・スアレスは移籍金総額8100万ポンド(約150億円)で通算得点数が231点のため、1ゴールにつき約6500万円。

 両者とも今後さらなる得点数を重ねていくことは確実なため、その“コスパ”はさらに下がるだろう。

 ちなみに、昨季在籍したリバプールはバロテッリを1400万ポンド(約26億円)で獲得し、公式戦通算得点は4点。つまり、1ゴールにつき6億5000万円を費やしたことになる。

 とはいえ、バロテッリもまだ25歳。今後、MF本田圭佑らのアシストを得てゴールを量産し、その“コスパ”を大幅に下げたいところだ。

【了】

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