【日本】G大阪、奇跡のACL準決勝進出

　ガンバ大阪は16日、ACL準決勝2ndレグで韓国の全北現代と対戦した。アウェイでの1stレグはスコアレスドロー。よって、この試合で点数が入った引き分けで90分を終えた場合、アウェイゴール差により敗退が決定する。

　試合開始早々にPKで失点したG大阪だが、直後に得たセットプレーで全北がオフサイドトラップを失敗すると、パトリックのゴールですぐさま同点に追いついた。

　それでも突破にはあと1点が足りない。76分に倉田秋が見事なミドルシュートを突き刺して2-1とする。優位に立ったG大阪だが、89分に同点に追いつかれた。

　時間は90分を回る。このままでは敗退が決定する。絶体絶命のピンチを救ったのは途中出場の米倉恒貴だった。ゴール前の混戦から執念でねじ込みんで決勝ゴールを奪い、万博のヒーローとなった。

　前日に柏レイソルが広州恒大を前に敗退していただけに、準々決勝で日本勢全滅かと思われたが、奇跡の逆転突破を果たした。

「攻めるしかなかったので、最後は気持ちで押し込みました」。試合後に27歳はそう語った。

　ACL最後の日本勢として、次はアジア屈指の“金満クラブ”広州恒大と対戦する。

【了】