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アメリカ大陸が一つに? 2019年に南北合同チャンピオンズリーグを設立へ

text by 編集部 photo by Getty Images

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アメリカ大陸でプレーするスター選手たち【写真:Getty Images】

 UEFAチャンピオンズリーグに匹敵する大会が2019年に誕生するかもしれない。22日、スペイン紙『マルカ』を含む複数のメディアはアメリカ大会全体によるチャンピオンズリーグの計画が持ち上がっていることを報じている。

 元ミランのパオロ・マルディーニ氏が共同経営者を務め、アレッサンドロ・ネスタ氏が監督を務めるマイアミFCのオーナーであるリカルド・シウバ氏は2019年にアメリカ・チャンピオンズリーグの設立を計画していることを明かした。

 同大会には、ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、チリ、ウルグアイ、エクアドル、コロンビアから4クラブ、アメリカ、ペルー、ボリビア、コスタリカから3クラブ、プレーオフ進出クラブより合計して全64クラブで争う計画だ。

 アメリカ大陸を統合することで大きな経済効果を産むと考えられており、全ての参加クラブに対しては500万ドル(約6億円)が支払われ、優勝チームは3000万ドル(約36億円)の賞金を獲得する可能性があるとのこと。今後は大会実現に向けて南米サッカー連盟(CONMEBOL)と北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)の許可獲得に動くとみられている。

 仮にこの案が実現すれば、クラブサッカー界において最大の大会であるUEFAチャンピオンズリーグに匹敵する規模となる可能性がある。当然、選手の移籍にも大きな影響を与えるとみられている。

 現在アメリカ大陸には、メジャーリーグサッカーのオーランド・シティで活躍するカカ(写真:左)、ニューヨーク・シティに加入したアンドレア・ピルロ(写真:中央左)、ロサンゼルス・ギャラクシーに加入したスティーブン・ジェラード(写真:中央右)、アルゼンチンのボカ・ジュニオルスに復帰したカルロス・テベス(写真:右)らスター選手が多く在籍している。

 果たして、アメリカ大陸を一つにするという壮大なプロジェクトは実現するのだろうか。

【了】

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