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エイバルがラージョを破り好調維持。乾の出番はラスト15分のみ

text by 編集部 photo by Getty Images

エイバルがラージョを破り好調維持。乾の出番はラスト15分のみ
乾貴士【写真:Getty Images】

 リーガ・エスパニョーラ第10節が1日に行われ、エイバルは本拠地にラージョ・バジェカーノを迎えた。

 エイバルの乾貴士はここ5試合先発出場が続いていたが、ラージョ戦はベンチスタートに。加入当初は招集メンバー外になることもあったが、ベンチスタートは初めてだ。

 ラージョがボールを保持し、エイバルが守備からの速攻という展開が続いていた21分、ついに均衡が破れる。ケコのパスに抜け出したボルハ・バストンが右サイドからクロスを入れると、相手DFがまさかのオウンゴール。ホームチームが幸先よく先制点を手にする。

 中盤の守備がはまったエイバルは、両サイドのケコとサウール・ベルホンを中心にチャンスを作り出す。しかし、前半は追加点を奪えず1-0で終えた。

 後半に入っても決め手を欠く両チームは、選手交代で流れを変えようと試みる。ラージョのパコ・へメス監督はラス・バングーラやパブロ・エルナンデスといったスピードのあるアタッカーを投入し、最後はDFを削ってFWのマヌーショを入れるなど、攻撃の勢いを加速させようとしたが1点の遠い展開が続く。

 一方、エイバルのホセ・ルイス・メンディリバル監督は74分、好プレーを見せていたS・ベルホンに代えて乾を送り出し、サイドを活性化して勝負を決めにかかる。その乾は投入直後に積極的な仕掛けからシュートを放ったが惜しくも枠を外れた。

 その後も両チームともゴールネットを揺らすには至らず、前半に奪った1点のリードを最後まで守り切ったホームのエイバルがラージョを1-0で下して3試合ぶりの勝ち点3を獲得した。

 昨季は順位通りであれば降格していたはずの小クラブは、勝ち点を16に伸ばして6位に浮上。シーズン序盤から続く好調を維持している。次節はヘタフェ戦。乾は先発の座を取り戻せるだろうか。

【了】

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