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新旧エース招集外…再起図るオランダ。16人の90年代生まれ、希望の光は誰だ?

text by 編集部 photo by Getty Images

新旧エース招集外…再起図るオランダ。16人の90年代生まれ、希望の光は誰だ?
招集外となったロビン・ファン・ペルシ【写真:Getty Images】

 オランダサッカー協会(KNVB)は2日、親善試合のウェールズ代表戦(13日、アウェイ)およびドイツ代表戦(17日、アウェイ)に臨むオランダ代表メンバー26人を発表した。

 2014年ブラジルW杯では3位入りし結果を残したが、EURO2016予選では苦戦。今年6月にフース・ヒディンク前監督が退任し、アシスタントコーチをしていたダニー・ブリント氏が監督に就任している。

 しかし結果は好転せず、アイスランドやチェコに敗戦するなどして4勝1分5敗の4位に終わり、予選ラウンド敗退で32年ぶりに本大会出場を逃していた。

 不甲斐ない結果に終わったオランダは、再起を図るためメンバーの見直しを行った。今回の招集メンバーには代表で101試合に出場し50得点を記録しているロビン・ファン・ペルシが選ばれていない。

 また、前回招集されていたマンチェスター・ユナイテッドに所属するメンフィス・デパイもリーグ戦8試合で1得点と、目立った活躍ができてないため外されている。

 怪我から復帰し、ケルン戦で得点を決めたバイエルン・ミュンヘンのアリエン・ロッベンは代表に復帰した。また、19歳ながら今季公式戦18試合に出場しているアヤックスのCBハイロ・リーデバルトや、同クラブに所属する20歳ケニー・テテも、公式戦19試合に出場し活躍していることから、前回に引き続き招集されている。

 注目選手はアヤックスに在籍する20歳のFWアンワル・エル・ガジだ。今季リーグ戦10試合で8得点を記録し、チームの躍進に貢献。代表としては10月10日に行われたカザフスタン戦でデビューしたばかりで、今後の活躍が期待されている。

 今回90年代生まれが16人選出されたオランダ代表。失意のEURO予選からの再起戦となる強敵とのアウェイ2連戦で未来への希望を照らせるだろうか。

 発表されたメンバーは以下の通り。

【GK】
ヤスパー・シレッセン(アヤックス)
イェルン・ズート(PSV)
マールテン・ステケレンブルフ(サウサンプトン)
ケネト・フェルメール(フェイエノールト)

【DF】
テレンス・コンゴロ(フェイエノールト)
ジェフリー・ブルマ(PSV)
ケニー・テテ(アヤックス)
ハイロ・リーデバルト(アヤックス)
ヨエル・フェルトマン(アヤックス)
カリム・レキク(マルセイユ)
ヴィルジル・ファン・ダイク(サウサンプトン)
ダリル・ヤンマート(ニューカッスル)
ダレイ・ブリント(マンチェスター・ユナイテッド)

【MF】
マルコ・ヴェイノヴィッチ(フェイエノールト)
ダフィ・クラーセン(アヤックス)
クインシー・プロメス(スパルタク・モスクワ)
ヨルディ・クラーシ(サウサンプトン)
フルノン・アニータ(ニューカッスル)
ウェズレイ・スナイデル(ガラタサライ)
ジョルジェニオ・ワイナルドゥム(ニューカッスル)

【FW】
アリエン・ロッベン(バイエルン・ミュンヘン)
クラース・ヤン・フンテラール(シャルケ)
バス・ドスト(ヴォルフスブルク)
ルーク・デ・ヨング(PSV)
アンワル・エル・ガジ(アヤックス)
エルイェロ・エリア(フェイエノールト)

【了】

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