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FIFA会長選立候補のアリ王子「ロシアとカタールはW杯開催の権利がある」

text by 編集部 photo by Getty Images

FIFA会長選立候補のアリ王子「ロシアとカタールはW杯開催の権利がある」
ヨルダンのアリ王子【写真:Getty Images】

 FIFA会長選に立候補しているヨルダンのアリ・ビン・アル・フセイン王子は、自身が当選した場合、ワールドカップ開催地についての再選挙を行うつもりはないようだ。18日付の英紙『ガーディアン』が報じた。

 買収疑惑や労働環境の問題など、多くの点から再選挙を求める声が多い2018年のロシア大会と2022年のカタール大会。だが、アリ王子はそれぞれに開催の権利があるとし、このように話している。

「私の考えの限りでは、ロシアとカタールでのワールドカップ開催を支持する。だが、非常に多くの段階を踏む必要があるし、私ならそれらが確実に行われるようにするだろう」

「世界中すべての国にワールドカップを開催する権利があると考える。私は何度も言ってきた。それがカギとなるポイントだ」としつつ、アリ王子は次のようにもコメントしている。

「だが、人権や労働の法に関する問題が厳粛に対処されるように取り計らう必要がある。FIFAは実際に行動しなければならない。同様に、2度選挙を行うといった問題も繰り返してはならない」

【了】

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