今夏リバプールを退団し、メジャーリーグ・サッカー（MLS）のLAギャラクシーへと移籍したスティーブン・ジェラードが「メルウッド（リバプールの練習場）」に帰ってくる。

　すでにMLSのシーズンを終えてオフ期間に入っているジェラードは、イングランドへ帰国してリバプールの試合を観戦したり、テレビ番組に出演したり、様々な活動に取り組んでいる。

　それでもトレーニングは欠かせないようで、来週から古巣リバプールの練習に参加することを24日に出演した英『BTスポーツ』の番組内で明かした。

「来週から数週間クロップ監督の下で練習するつもりだ。本当に楽しみだし、彼がどんなことを試みているのか見て、少しでも何かを学べればと思う」

　その一方、過去にティエリ・アンリが活用した短期レンタルでの古巣復帰については「ノー」の一言できっぱり否定し、アメリカでのプレーに集中する考えを示した。

　これについてはリバプールのユルゲン・クロップ監督も十分に承知しているようだが、今月初旬に「彼に対して扉は常に開いている。彼はまだ十分に若いし健康で、トレーニングを積める。全く問題はないよ」と、将来的なジェラード復帰に障害がないことを強調していた。

　今季のリバプール復帰は消滅したが、練習場にレジェンドが帰ってくるだけでもファンにとっては喜ばしいことだろう。クロップ監督とジェラードの相乗効果が何を生み出すかにも注目だ。

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