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エイバル、終盤にトラブル相次ぎバレンシアと痛いドロー。乾はラスト5分出場

text by 編集部 photo by Getty Images

エイバル、終盤にアクシデント相次ぎバレンシアとドロー。乾はラスト5分出場
交代を待つ乾貴士【写真:Getty Images】

【エイバル 1-1 バレンシア リーガ第15節】

 リーガ・エスパニョーラ第15節が現地時間13日に行われ、エイバルはホームでバレンシアと対戦した。

 ガリー・ネビル監督にとってリーグ戦で初めてバレンシアを率いる試合。一方エイバルの乾貴士はベンチスタートとなった。

 先制はエイバル。前半終了間際の45分、右サイドをえぐったアンデル・カパのアシストからセルジ・エンリチュが執念で押し込み強豪相手に先手を取る。

 バレンシアは後半の早い段階でまさかの退場者を出してしまう。63分、ルーカス・オルバンがペナルティエリア内でのラフプレーを取られてレッドカード。残り25分以上を10人でプレーしなければならなくなった。

 しかし、このプレーで与えたPKを守護神ハウメ・ドメネクがスーパーセーブで阻止。チームを窮地から救う。

 すると終盤、勝負を決めるために1人多いエイバルが動く。85分にサウール・ベルホンを下げて乾を投入して攻勢を強める。だがこの交代の直後、悲劇が襲った。

 途中出場のアルバロ・ネグレドが巧みなボールキープから狭いスペースを通してペナルティエリア内に走りこんだアンドレ・ゴメスにパスを出すと、ボールはエイバルDFダビド・フンカに当たってゴールネットに吸い込まれた。

 同点に追いつかれたエイバルだったが、さらに災難が降りかかる。90分に猛スピードで単独突破を図ったパコ・アルカセルを守備の要イバン・ラミスが後ろから強引に倒してしまい一発レッドカードで退場に。

 セットプレーはゴールに結びつかなかったが、ラスト5分で追いつかれて勝ち点3を取りこぼしてしまったエイバルにとっては痛い引き分けとなり、5試合勝ちなしが続いている。

【得点者】
45分 1-0 S・エンリチュ(エイバル)
85分 1-1 フンカ(エイバル、オウンゴール)

【了】

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