日本代表は20日、異例の国内組ミーティングを行ってチーム内の意識共有を図った。その中に1人、海外組で一時帰国中の川島永嗣の姿もあった。

　イギリスの労働許可証取得に手間取って移籍決定が遅れている川島だが、現状を「英語のテストを受けたので、結果を待ってスタンプを押してもらうだけ」と明かし、ダンディー・ユナイテッド加入へ手続きが進んでいることを強調した。

　一方、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「12月30日には問題が解決するだろう」と川島の今後の見通しについて語り、「彼は数ヶ月間ハイレベルな場を去っていたわけで、遅れた分を取り戻すためにかなり努力をしてくださいという話をしました。できるだけ早くコンペティションの場に戻ってきてほしい」とエールを送った。

　自身の現状をしっかりと把握している川島はハリルホジッチ監督に激励され、「ピッチの上で日本代表に相応しいようなパフォーマンスを見せられるように、試合だけでなく、トレーニングに励んでいきたい」と日本代表復帰に強い意欲を示した。

　年明けからスコットランドで新たな挑戦が始まる。ベテランの域に入ったが、川島は再び日本のユニフォームを着て活躍する姿を見せられるだろうか。

【了】