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青森山田、5得点で聖和学園を粉砕。桐光はエース小川が躍動…全国高校サッカー2回戦

text by 編集部 photo by Toshiro Suzuki/Kaz Photography

青森山田、5得点で聖和学園を粉砕。桐光はエース小川が躍動…全国高校サッカー2回戦
桐光学園の1点目を決めた小川航基を祝福する選手達【写真:Toshiro Suzuki/Kaz Photography】

 第94回全国高校サッカー選手権の2回戦が2日に行われ、関東各地で32チームがしのぎを削った。

 前回大会覇者の石川県代表星陵は、予選のスーパーゴールで話題になった岡山県代表玉野光南と対戦。前半は1点をリードされて窮地に立たされた星陵だったが、47分に片山浩、73分に加藤貴也がゴールを奪って逆転勝利。王者の意地を見せて3回戦進出を決めた。

 東京都A代表の國學院久我山は62分にエース澁谷雅也、76分に山本研がゴールを挙げて2点のリードを手にし勝利目前かと思われた。しかし初出場の茨城県代表明秀日立も粘る。失点直後の77分に小磯克文が反撃ののろしとなる1点を奪うと、84分の終了前ラストプレーで小池架惟斗が値千金の同点ゴール。決着はPK戦に委ねられる。

 ここで國學院久我山の1年生GK平田周が魅せた。明秀日立のPKを鋭い反応で2本阻止し、チームを劇的勝利に導いた。

 福岡県代表の東福岡は餅山大輝のハットトリックで新潟県代表の新潟明訓に3-1と快勝。山梨県代表の帝京第三は村上光樹がハットトリック、さらに引間楓太と藤本夏知が2得点ずつ挙げるなど大量8得点で山口県代表の山口県鴻城を下した。

 神奈川県代表の桐光学園は長崎県代表の長崎南山を全く寄せ付けず。エースのU-18日本代表FW小川航基の2得点とイサカ・ゼインの1得点で3-0の完勝。Jリーグ内定選手を2人抱える熊本県代表の大津は群馬県代表の名門前橋育英に2-3で惜敗。一方、青森県代表の青森山田は1回戦を7得点のゴールラッシュで突破してきた宮城県代表の聖和学園を5-0で完膚なきまでに叩きのめした。

 2日に行われた2回戦全試合の結果は以下の通り。

星陵 2-1 玉野光南
札幌大谷 0-3 中京大中京
鳴門 0-3 矢板中央
富山第一 1-0 日章学園
國學院久我山 2-2(PK3-1) 明秀日立
都市大塩尻 0-1 神戸弘陵学園
正智深谷 0-1 明徳義塾
香芝 0-1 各務原
新潟明訓 1-3 東福岡
帝京第三 8-0 山口県鴻城
駒沢大高 0-0(PK3-0) 尚志
丸岡 1-1(PK1-4) 松山工
桐光学園 3-0 長崎南山
青森山田 5-0 聖和学園
米子北 0-3 市立船橋
大津 2-3 前橋育英

 3日に行われる3回戦の組み合わせは以下の通り。

星陵vs中京大中京
各務原vs明徳義塾
松山工vs駒沢大高
東福岡vs市立船橋
桐光学園vs青森山田
矢板中央vs富山第一
神戸弘陵学園vs國學院久我山
帝京第三vs前橋育英

【了】

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