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インテル、”衝撃のラスト”でサッスオーロに敗戦。長友はフル出場

text by 編集部 photo by Getty Images

インテル、”衝撃のラスト”でサッスオーロに敗戦。長友はフル出場
決勝点を挙げたドメニコ・ベラルディ【写真:Getty Images】

【インテル 0-1 サッスオーロ セリエA第19節】

 セリエA第19節が10日に行われ、首位のインテルはサッスオーロと対戦した。長友佑都は右サイドバックで先発出場を果たしている。

 インテルは序盤からサッスオーロゴールに襲いかかり、前半のうちにいくつかの決定機を迎える。4分にイカルディ、19分には長友のクロスからリャイッチがシュートを放つが枠に入れられず、チャンスを逃してしまう。

 一方のサッスオーロは押し込まれる時間が長かったものの21分にビッグチャンスを作る。ミッシローリが左からの低いクロスにゴールの目の前で合わせるが、GKハンダノビッチが身体を張ってスーパーセーブ。得点を許さない。26分にもきわどいFKを片手で弾き出した守護神はインテルのゴールに鍵をかけた。

 一度決定機を外していたリャイッチは43分にペナルティエリア外からミドルシュートを放つが、これはサッスオーロGKコンシーリのファインセーブに阻まれた。後半に入ってもリャイッチにはツキがない。62分には長友からパスを受けて強烈なシュートを放つが、またしてもコンシーリにセーブされた。

 サッスオーロはセットプレーからチャンスを生む。82分、ベラルディのFKに交代出場したばかりのフローロ=フローレスがボレー気味に飛び込むが、ハンダノビッチの超反応にシュートを阻止されてしまった。

 そしてドラマは後半アディショナルタイムに待っていた。94分、どうしても勝利したいインテルは前がかりになっていたが、これが裏目に出る。ムリージョが浮き球の処理をミスし、カバーしてこぼれたボールを追ったミランダがペナルティエリア内でドゥフレルともつれる形で倒れてしまう。

 すると主審はこのプレーでサッスオーロにPKを与えた。千載一遇のチャンスを得たアウェイチームはエースのベラルディが落ち着いてシュートを沈め、最後の最後で決勝点を奪ってインテル相手に大金星を収めた。

 長友はフル出場を果たしたが、勝利に貢献できず。両チームのGKが輝いた中、まさかの形で勝敗が分かれる不運なゲームとなってしまった。

【得点者】
95分 0-1 ベラルディ(サッスオーロ)

【了】

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