ミランの背番号「10番」が意味するもの。歴代選手が示すエースの存在意義

2016年01月16日(Sat)12時02分配信

text by Keiske Horie photo Getty Images
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ミランの歴代「10番」2006年以降

クラレンス・セードルフとケビン=プリンス・ボアテング
クラレンス・セードルフ(左)とケビン=プリンス・ボアテング(右)【写真:Getty Images】

 ルイ・コスタから背番号10番を譲り受けたのは、オランダが誇る“最高傑作”と評されたクラレンス・セードルフだ。アヤックスのアカデミー出身で、わずか16歳242日でプロデビューを果たした。

 その後、アヤックス、レアル・マドリー、ミランでチャンピオンズリーグ(CL)優勝を達成。サッカー史上唯一の「異なる3クラブでCLに優勝した選手」である。また、CL決勝における勝利記録も保持しており、バルセロナのアンドレス・イニエスタとともに史上2人しかいない「CL決勝で4度勝利した選手」である。

 セードルフはミランで2度のセリエA優勝、2度のチャンピオンズリーグ優勝、1度のコッパ・イタリア優勝に貢献した。

 またセードルフは、ルイ・コスタがミランからの退団を決意した際、クラブは当初ブラジル代表MFカカに背番号10番を与えようとしていたが、セードルフの強い希望によって10番を勝ち獲ったというエピソードを持っている。

 そのセードルフから背番号10番を継承したのがケビン=プリンス・ボアテングであり、本田の前代にあたる10番だ。ミランの10番を背負った選手において、初めてかつ唯一のアフリカ圏の代表選手である。

 ミランでは2010/2011シーズンのセリエA優勝に貢献した。歴代10番に比べれば成績は物足りないものとなっているが、2012年のバルセロナ戦でのスーパーゴールは今もなおミラニスタの心に残っている。

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