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レスター、ホームでWBAと痛恨ドロー。今節にも首位陥落の危機

text by 編集部 photo by Getty Images

岡崎
岡崎は無得点で途中交代【写真:Getty Images】

【レスター 2-2 WBA プレミアリーグ第28節】

 プレミアリーグで首位に立つレスター・シティは現地時間1日、ホームでウェスト・ブロムウィッチ(WBA)と対戦した。

 日本代表FW岡崎慎司はこの試合でも先発出場。前節のノリッジ戦では劇的な展開で勝利しているレスターだが、敗れれば他試合の結果次第では首位を明け渡してしまう。そんな状況のレスターだが、苦しい立ち上がりとなってしまう。

 中盤からの縦パスに抜け出したサロモン・ロンドンがGKカスパー・シュマイケルを破り、アウェイのWBAが先制点を奪う。

 14分にはセットプレーから岡崎が際どいシュートを放つも惜しくも枠の上。20分にも左足からミドルシュートを放つがこれは大きく枠を外してしまう。

 それでも、30分に幸運な形で同点に追い付く。ダニー・ドリンクウォーターがミドルシュートを放つと、相手DFにボールが当たって軌道が変わり、大きな弧を描いたボールはネットに吸い込まれた。

 37分にもジェイミー・ヴァーディーがポスト直撃のヘディングシュートを放つなど、レスターが徐々に攻勢を強める。

 勢いそのままに、レスターは前半終了間際に再び試合を動かす。左サイドからのサイドチェンジをリヤド・マハレズが落とすと、これをアンディ・キングがボレーで叩き込んで逆転に成功する。

 後半開始早々、WBAが試合を振り出しに戻す。クレイグ・ガードナーが鮮やかなFKを沈めて同点に追い付く。

 57分には岡崎が左サイドからのクロスに合わせて強烈なヘディングシュートを放つが、GKベン・フォスターのファインセーブに阻まれてしまう。

 岡崎は63分にレオナルド・ウジョアと交代でピッチの退く。度々のシュートシーンもゴールを奪うことはできなかった。

 66分に途中出場のジェフリー・シュラップ、70分にヴァーディーがシュートを狙うが、フォスターの牙城を崩すには至らず。86分にもウェズ・モーガンが至近距離から強烈なシュート放つも、これもフォスターに止められてしまう。

 試合はこのまま終了。ホーム3連勝中だったレスターだが、WBAと痛恨のドローにより、勝ち点1を得るにとどまった。翌日にトッテナムがウェスト・ハムとの試合を残しており、この試合でトッテナムが勝利すると首位が入れ替わる。

 今季は周囲の予想に超える躍進を見せるレスターだが、首位陥落の危機を迎えている。

【得点者】
11分 0-1 ロンドン(WBA)
30分 1-1 ドリンクウォーター(レスター)
46分 2-1 キング(レスター)
50分 2-2 ガードナー(WBA)

【了】

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