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「C・ロナウドに無理をさせるな!」ポルトガル代表の元医師がレアルを糾弾

text by 編集部 photo by Getty Images

クリスティアーノ・ロナウド
レアル・マドリーのC・ロナウド【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーの大エースであるクリスティアーノ・ロナウドの起用に待ったがかかった。30日、スペイン紙『アス』が報じている。

 ポルトガル代表の元チームドクターのヌーノ・カンポス氏によると「C・ロナウド症状がもし本当に大腿二頭筋の損傷なら、回復まで18~21日はかかる。つまり、5月10日までは休んでいるべきなのだ」という見解である。これに従えば、5月4日のマンチェスター・シティ戦はもちろん、5月8日のリーガ・エスパニョーラ第37節のバレンシア戦も欠場ということになる。

 また、カンポス氏はC・ロナウドが強硬出場をしてケガを悪化させることを危惧した上で、「(6月10日開幕の)ユーロ2016への参加が危うくなる」と糾弾した。

 マドリーもC・ロナウド本人も軽傷を強調している。しかし、C・ロナウドと同じく負傷中のFWカリム・ベンゼマも、チーム外で治療を受けるなど、チームのメディカルチームへの不信が表面化しているという報道も流れている。その症状の真相も未だに不明なままだ。

 CLとリーガの2冠がかかり、多くのファンがC・ロナウドの早期復帰を望んでいる。しかしながら、それに伴うリスクの大きさも考慮すると、クラブは非常に難しい決断を迫られることになろう。

【了】

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