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レスター、創設132年で初のプレミア制覇! 岡崎は歴史に残る奇跡の証人に

text by 編集部 photo by Getty Images

レスター・シティ
プレミア初優勝を成し遂げたレスター・シティ【写真:Getty Images】

 日本代表FW岡崎慎司が所属するレスター・シティが“奇跡の優勝”を成し遂げた。

 現地時間1日にプレミアリーグ第36節が行なわれ、レスターはアウェイでマンチェスター・ユナイテッド相手に1-1で引き分けた。現地時間の2日に行なわれたチェルシー対トッテナムの試合で、トッテナムが2-2で引き分けたため、レスターのクラブ史上初となるプレミアリーグ優勝が決まった。

 昨季は第13節から第32節まで最下位に沈んでいたレスターだが、終盤の追い上げで14位と、なんとか残留を勝ち取る。今季はイタリア人指揮官クラウディオ・ラニエリ監督が就任し“残留が目標”となるシーズンになるはずだった。

 しかし、チームはシーズン序盤から好調を維持し、エースFWジェイミー・ヴァーディーが11月29日ユナイテッド戦で11試合連続ゴールのプレミア新記録を打ちたてる。その後、アーセナルと首位の座を争うも第23節以降は首位を快走。終盤のトッテナムの猛追から逃げ切り、見事に“奇跡”を実現した。

 歴史的な快挙に大きく貢献した岡崎は、第2節のウェスト・ハム戦でプレミア初ゴールを記録。以降、献身的な守備と、ここぞという場面での決定力で勝利に貢献すると、第30節のニューカッスル戦では驚愕のオーバーヘッドキックを決めた。

 指揮官ラニエリ監督にとってもトップリーグでの初めてのリーグ優勝と、まさにクラブ、選手、指揮官全てにとって悲願の優勝となった。岡崎はレスターの街に残る歴史的な快挙の証人となったのだ。

【了】

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