ミランの主将リッカルド・モントリーボ【写真:Getty Images】
コッパ・イタリア決勝ユベントス戦に臨むミランだが、“勝者のメンタリティ”が不足しているようだ。20日のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
解任されたミランのシニシャ・ミハイロヴィチ前監督は、コッパイタリアのタイトルを強く望んでいた。同監督は、万一優勝した場合には「私の監督キャリアで初のタイトルとなるが、それは私の多くの選手たちにとってもそうなるはずだ」と頻繁に口に出していたが、その願いを叶えることなくクリスティアン・ブロッキ監督と交代。現役時代にミランで7つ、ラツィオで3つのタイトルを獲った同監督が獲得したタイトル数は、現在いるメンバーの半分が獲ったタイトル数よりも多い数である。
ミランのメンバー26名の内の13名、つまりメンバーの丁度半分が、これまでにまだ一度もリーグ優勝や価値の高いタイトルを獲ったことのない選手たちだ。例えば、チームのキャプテンである31歳のMFリッカルド・モントリーボは、チームで欠かせない選手、また最近では代表チームでも欠かせない選手だと考慮されているが、キャリアではまだ一度もタイトルを獲ったことのない選手である。
一方ユベントスでは、GKジャンルイジ・ブッフォンがセカンドキーパーのGKネトに先発を譲るようだ。それでも同選手は既に昨夏に上海で行われたスーパーカップ杯で優勝している。
両チームの大きな差。ミランは、この一発勝負でその差を挽回することができるだろうか?
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