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小林、アピールへ全てを見せる覚悟「自分のマックスのクオリティを出す」

text by 編集部 photo by Getty Images

キリンカップに臨む日本代表に選出された小林祐希
キリンカップに臨む日本代表に選出された小林祐希【写真:Getty Images】

 キリンカップに臨む日本代表は30日、愛知県内に集合して合宿をスタートさせた。

 今回が初招集となる小林祐希もこの日から合流した。初日を終えての感想を問われると「まだボールも触っていないし、感覚は分からないですけど、みんな明るく迎えてくれたので、うれしかった」と話した。

 自己紹介では「それなりに笑いを取れるようなことを考えようかなと」思っていたそうだが、「自己紹介という紹介はなかったので、個人個人であいさつしながら」回っていたという。「顔は多分覚えてもらえたと思うので、明日からどんなプレーするのかを覚えてもらえれば」と引き続き自身をアピールしていくつもりだ。

 強気な発言が多く、ビッグマウスと呼ばれることもある。高いレベルに行けば行くほど、自己主張できる人間が生き残っていくと小林は考えている。その意味では、海外での経験が豊富な本田圭佑、長谷部誠といった面々の存在はやはり心強い。

「(海外組は)オレ以上に主張が強い人とプレーしている。オレの主張くらい何も感じないと思うし、要求すればそれに応えてくれると思うし、オレもされた要求に応えたい」

 普段プレーする磐田では攻撃の全権を担っており、組み立てからフィニッシュとあらゆる場面に顔を出している。ハリルジャパンで求められる仕事があるはずだが、どうやってアピールしようと考えているのか。

「積極性を出すしかない。ボールを持ったらシュート、スルーパス、前へのパス、出した後に動く、守備でも厳しく行く。すべてにおいて自分のマックスのクオリティを出して、ようやくみんなと同じくらいだと思うので、いいコンディションで明日の練習に臨みたいので、しっかり食べて、しっかり寝て、明日を迎えたいと思う」

 果たして小林はA代表で生き残っていけるだろうか。

(取材:元川悦子)

【了】

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