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“ローマの王子様”トッティ、引退後はディレクター職に。契約延長とともに発表

text by 編集部 photo by Getty Images

フランチェスコ・トッティ
ローマとの契約延長を発表したトッティ【写真:Getty Images】

 “ローマの王子”ことFWフランチェスコ・トッティが同クラブと1年間の契約延長を結んだが、現役引退後はディレクター職となるようだ。7日にローマの公式サイトが発表している。

 トッティは、同日ローマのオーナーであるジェームズ・パロッタ氏と会った。約45分間の話し合いを経て、同オーナーと共に微笑みながら事務所から出て来たトッティは、「もう3年間契約を延長したよ」と冗談を言うと、「嬉しいかって?それは会長に聞いてくれ…それじゃあ、マイアミでみんなと会おう」と告げている。

 1989年に12歳でローマのユースチームに入団してから現在に至るまでローマ一筋のトッティは、年棒120万ユーロに個人やチームのボーナスが加わることになる契約書にサインをしたようだと同日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』を含む複数のメディアが報じている。

 しかし契約書には、同選手の将来に関する部分も含まれているようで、来年の6月に現役を引退してからは、年棒60万ユーロで6年間(つまり2023年まで)同クラブのテクニカルディレクターを務めることになるようだ。

 トッティは、公式サイトで「オレの夢を叶えることを意味するこの契約を強く望んでいたんだ」と明かすと、「オレは、ローマのユニフォームだけを着てキャリアを終えたいといつも願っていたんだ。会長と話してからまだオレが役に立てるってことをさらに確信したし、オレたちは大きな目標を達成できるはずだよ」と語っている。

 ローマで25シーズン目を迎えることになるトッティ。しかし、これからもまだ当分の間は“ローマの王子”のままで居続けるようだ。

【了】

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