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清武のセビージャ移籍止められず。ハノーファー幹部「引き留めたかった」

text by 編集部 photo by Getty Images

清武弘嗣
セビージャ移籍が決定したMF清武弘嗣【写真:Getty Images】

 日本代表MF清武弘嗣のセビージャ移籍が決定した。2年間苦楽を共にしたハノーファーの幹部は寂しさを口にしている。10日、ドイツ紙『レヴィーアシュポルト』が伝えている。

 ハノーファーでマネージングディレクターを務めるマーティン・ベイダー氏は「我々はヒロシを引き留めておきたいと思っていた。しかし、それが困難なことは分かっていた」語った。

 2014年にニュルンベルクからハノーファーへと移籍した清武は、1年目からいきなり残留争いに巻き込まれる。そしてチームを2部降格の窮地から救って見せた。最終節フライブルク戦では先制点を決めて2-1の勝利を引き寄せ、1部残留に多大なる貢献をした。

 迎えた今季は背番号10を与えられ、大きな期待を寄せられていた。しかし、開幕前の昨年6月に右足中足骨を骨折。9月に復帰を果たすも11月にふたたび負傷し、その影響もあってチームは浮上のきっかけをつかめないまま2部に降格した。

 出場すれば、必ずと言っていいほど別格の輝きを放っていた清武にはセビージャのほかヘルタ・ベルリン、ホッフェンハイム、レバークーゼン、ケルンなどブンデスリーガ1部複数クラブが獲得に関心を寄せていた。リーガ・エスパニョーラ初挑戦となる清武は、スペインでどのような足跡を残してくれるのだろうか。

【了】

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