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「まだ何も勝ち獲っていない」スペイン貫禄のGL突破にも、指揮官は冷静さをアピール

text by 編集部 photo by Getty Images

ビセンテ・デル・ボスケ
スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督【写真:Getty Images】

 EURO2016グループD、トルコ代表に快勝し、早々とグループリーグ突破を決めたスペイン代表。それでも、指揮官のビセンテ・デル・ボスケ監督は冷静に状況を見据えている。17日、スペイン紙『アス』が報じている。

 苦しんだ初戦のチェコ戦と打って変わって、3-0と快勝したこの日のスペイン。指揮官は「率直に言って、いいプレーができた。まず、第一目標にしていた決勝トーナメント進出を決められてよかった」と述べる。

 あまり個々の寸評はしない指揮官も、この日2ゴールと活躍したFWアルバロ・モラタには「いい出来だった。右サイドのフアンフランがオーバーラップした際のスペースにも入ってくれる献身性も見せてくれた」とゴール以外の部分も称賛した。

 3連覇に向け復調の気配を見せたスペイン代表だが、それでも65歳の老練な指揮官は「まだ何も勝ち獲っていない。このまま誇り高く、献身性をもって戦い続けねばならない」と浮かれたところはない。いよいよ王者にエンジンがかかってきたようだ。

【了】

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