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マラドーナ激高「メッシを孤独に追いやった指導者たちと戦う」

text by 編集部 photo by Getty Images

ディエゴ・マラドーナ
ディエゴ・マラドーナ氏【写真:Getty Images】

 コパ・アメリカ敗退を受け、アルゼンチン代表からの引退を表明したリオネル・メッシ。当然ながらその反響は大きく、同国の英雄ディエゴ・マラドーナ氏は、メッシを擁護する姿勢を示している。27日、アルゼンチン紙『ラ・ナシオン』が報じている。

 マラドーナ氏は愛弟子の電撃発表を受け「私はメッシを孤独にしたくない。だから彼と話したい。そして、彼を孤独へと追いやった全ての指導者たちと戦いたい」と怒りの気持ちを述べ、「私が思うにメッシの発表がもたらす唯一の事は、アルゼンチンサッカー界に存在する全ての災いを覆い隠すというものだ」との見解を示す。

 財政問題や、会長選の不正などで、司法のメスが入り、一時はコパ・アメリカへの参加も危ぶまれたほどの混乱下にあるアルゼンチンサッカー協会。マラドーナ氏も「アルゼンチンサッカー界を取り巻く多くの争いに非常に悲しんでいる。それによって、我々がゴールを量産したとでもいうのか?最低だ」と現状を嘆いている。

 そして、「メッシは代表でプレーを続けなければならない。チャンピオンになるためにロシアへと行かねばならないのだ」と愛弟子の代表続行を願った。メッシの早過ぎる代表引退宣言を翻せるとするならば、やはりマラドーナ氏しかいないのだろうか。腐敗したサッカー協会の問題も絡んでいるようであり根が深そうだ。

【了】

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