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酒井宏加入のマルセイユ、財政難で流出止まらず。最古参の正守護神も退団

text by 編集部 photo by Getty Images

スティーブ・マンダンダ
マルセイユを退団したマンダンダ【写真:Getty Images】

 深刻な財政難にあえぐフランスの名門マルセイユから戦力流出が止まらない。1日には9年間在籍したチーム最古参の守護神スティーブ・マンダンダの退団とクリスタル・パレス移籍が発表された。

 すでにブンデスリーガのハノーファーから日本代表DF酒井宏樹を獲得したマルセイユだが、純粋な新戦力は同選手とリヨンからフリーで獲得したアンリ・ベディモ、2部のトゥールから加入した21歳サイフ=エディヌ・ハウーイの3人のみ。他はレンタルからの復帰組とBチームから昇格してきた選手たちばかりだ。

 一方、退団が決まった選手は15人を超える。マンダンダをはじめ、アブデラシス・バラダ、ルーカス・オカンポス、バンジャマン・メンディ、ニコラ・ヌクルといった主力級が数多く流出した。

 昨季までレンタルで借り受けていた選手たちもチームには残らずすべて退団が決まっている。ユベントスに貸し出していたマリオ・レミナも完全移籍で買い取られた。また、大ブレイクしたFWミヒ・バチュアイも移籍が濃厚になっている。

 現在チームには長いシーズンを戦い抜けるだけの人数も揃っておらず、今後も戦力流出は続くとみられる。経験の浅い若い選手が在籍選手の大半を占めており、今季は13位と低迷した昨季以上の厳しいさ高いを避けられそうにない。

【了】

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