バイエルン・ミュンヘンでの新シーズンを迎えたカルロ・アンチェロッティ監督。会見の場でこれ以上の戦力補強の必要性がないことを明言した。19日、スペイン紙『アス』が報じている。

　先のリップシュタットとの練習試合では4-3と辛勝だった上、アリエン・ロッペンを負傷で失ってしまったが、「満足はしていないが、開幕には仕上がることを望んでいる」と全く慌てる素振りは見せない。

　移籍市場で色々とバイエルンの名前が挙がる中で、アンチェロッティ監督は「我がチームは非常に優秀だ。全てのポジションが埋まっており、新しい選手は必要ない」と述べる。

　また、古巣ボルシア・ドルトムントへの復帰が噂されているマリオ・ゲッツェの去就については「現時点で彼はバイエルンの選手だ。これまで通りに彼を扱うし、何も新しいことはない」と述べている。

　多くのビッグクラブを率いてきただけに、さすがの落ち着きぶりで新チームでのシーズンを迎えたアンチェロッティ新監督。新戦力が不要と言い切るあたりにも絶対王者の余裕がうかがえるところだ。

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