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ヴェンゲル監督、ポグバの取引に苦言を呈す「125億円を払うなんて狂っている」

text by 編集部 photo by Getty Images

アーセン・ベンゲル
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】

 アーセナル指揮官のアーセン・ヴェンゲル監督は、間もなく実現しようとしている史上最高額の移籍に苦言を呈している。31日に英メディア『ESPN FC』が報じた。

 ユベントスのフランス代表MFポール・ポグバが、間もなく史上最高額となる1億1000万ユーロ(約125億円)でマンチェスター・ユナイテッドへ移籍するとみられている。その世界が注目する超巨大移籍について、最近では多くのクラブ監督が批判的な意見を述べているが、ヴェンゲル監督もその1人のようだ。

 ヴェンゲル監督は、その移籍金の巨大さについて「完全に狂っているよ。ユナイテッドにそんなことが許されるのであれば正当化できるかもしれないけれど、さもなければ完全に狂った行為だ」と苦言を呈している。

「一般的な生活と比較すれば明らかに狂った行為であることは確かだね。しかし、あらゆる活動が巨額のお金を生ませる世界で我々は生きているんだ。サッカーは世界的なコンペテイションとなったね。だからこそ、クラブがこれほどまでの金額を支払うことができるんだ」

 後々にこのような巨額投資の元がとれるのかという質問には、「誰にもその計算なんてできないよ。私がこのスポーツに携わるようになってから、ある程度の金額には辿り着けないだろうとずっと考えて来たけれど、これまでずっと間違って来た」と返答。

 そして、「おそらく数年後には、2億ユーロ(約227億円)や3億ユーロ(約340億円)を支払うクラブが出て来るかもしれないよ。そんなことは誰にも分からない」

 ヴェンゲル監督も含め、多くの監督は1人の選手にこれほどの金額の投資をするつもりはないようだ。

【了】

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