ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督【写真:Getty Images】
ユベントス指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、まだポール・ポグバと別れの挨拶をするつもりはないようだ。7日にイタリアメディアの『スカイ・スポルト』が報じた。
ポグバは、間もなく史上最高額の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドへ移籍するとみられている。ユベントスは同日、ユナイテッドにポグバのメディカルチェックを受けさせる許可を出したと報じられており、その直後にユナイテッドの公式サイトには「ポグバック」の文字が表示。それにより、同選手の移籍は最早秒読み段階に入った。
しかし、クラブが出したその許可をアッレグリ監督はまだ知らされていないようだ。同監督は前日の記者会見でも、「ポグバはユベントスの選手だよ。月曜日からチームメートと共にここでトレーニングを行う」と告げているが、同日もその発言を繰り返している。
ポグバへの別れの言葉を求められた同監督は、「別れ? 私は誰にも別れの言葉なんて告げやしないよ。何も知らないんだ」と返答。さらに、「もしポグバがユナイテッドへ移籍するのであれば、これから先彼に別れを告げる機会が訪れるはずだね」と現時点での別れの言葉を避けている。
ポグバは、8日にマンチェスターへ到着し、年俸1300万ユーロ(約14億円)で5年契約を結ぶことになる前にユナイテッドでメディカルチェックを受けるとみられている。
ユベントスに就任して以来、2年間ポグバをコーチして来たアッレグリ監督。同監督が2年連続でリーグとリーグカップの2冠に貢献した世界最高のセントラルMFポグバとの別れを惜しんでいるのは間違いなさそうだ。
【了】