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清武、リーガ開幕戦から躍動。初ゴール&初アシスト。セットプレーはセビージャの武器に【現地記者の目】

リーガエスパニョーラ第1節、エスパニョール戦に臨んだセビージャは、サンパオリ新監督の攻撃的なスタイルを見せつけ打ち合いを制した。日本代表MF清武弘嗣も先発出場し、ゴールもアシストも決めて見せた。すでにセットプレーも任されており、この背番号14に対して、現地サポーターから「ビバ・キヨタケ!」の声援が送られるようになっても不思議ではない。(取材・文:ロシオ・ゲバラ【セビージャ/マルカ】/翻訳:編集部)

text by ロシオ・ゲバラ photo by Getty Images

リーガ開幕節から「日本人が先発だ」

清武弘嗣
リーガ開幕節のエスパニョール戦でゴールを決めた清武弘嗣【写真:Getty Images】

 リーガ開幕戦のセビージャ対エスパニョール戦は、6‐4という派手な結果に終わった。大昔のサッカーか、そうでなければテニスのセットを思わせるような数字であり、リーガ1部では実に60年ぶりのスコアだった。観る者の多くを愕然とさせた2‐3‐5での全員攻撃で、サンパオリはリーガエスパニョーラ初陣の名乗りを挙げた。

 バカンスの季節であり、2つのスーパーカップでの落胆もあったが、それでもサンチェス・ピスファンには多くのファンが詰めかけていた。サッカーへの熱意があり、新たな賭けが的中するのかどうかを確認したいという関心があった。

 メンバー表を手にしたファンたちは、選手をどう配置するのかに考えを巡らせていた。サンパオリのイレブンを予想することは、今季の楽しい暇潰しとなりそうだ。ビトロがサイドバック? 最終ラインは2人だけ?

 ビエットとベン・イェデルは初めてコンビを組んだ。他の新戦力たちも先発の座を確保しつつある。サラビア、“ムド”・バスケス、そして清武。「日本人が先発だ」と言うファンもいたが、もはやそれも珍しいことではない。

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