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バルサ自慢の下部組織に陰り? 先発にカンテラ出身1名は14年ぶり

text by 編集部 photo by Getty Images

バルサ
アラベス戦の先発はセルヒオ・ブスケツがは唯一の下部組織選手だった【写真:Getty Images】

 近年は下部組織から多くの選手を生み出し、スペイン代表にも有望な選手を輩出してきたバルセロナだが、陰りが見えてきているのかもしれない。12日付け『アス』が報じた。

 初黒星を喫したリーグ戦第3節アラベス戦でルイス・エンリケ監督はローテーションを実施。その結果、先発11人でバルセロナ下部組織出身選手はスペイン代表MFセルヒオ・ブスケツたった1人となった。

 後半からアンドレス・イニエスタとリオネル・メッシが出場したことによって人数が増えたが、それでもたった3人。これまでは先発選手の大半が下部組織出身選手であったことを考えると、寂しい数である。

 先発11人に下部組織出身選手がたった1人という状況は、2002年4月に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのレアル・マドリー戦にまで遡らなければならず、10年以上ぶりの記録となった。

 当時の記録では、現在はパリ・サンジェルマンに所属するイタリア代表MFチアゴ・モッタが唯一の下部組織出身の選手であった。

【了】

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