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香川真司 8年前

ドルトムントを蝕む“CL後遺症”。最下位との一戦で露呈した「緊張感の欠如」と「経験不足」

text by 本田千尋 photo by Getty Images

遅すぎた反撃。“CL後遺症”がドルトムントを蝕む

香川
香川真司はCLスポルティング戦(写真)に続いて先発出場したが…【写真:Getty Images】

 後半にドルトムントは[4-4-2]から[3-4-4]の布陣に変更する。2列目の中央で香川とカストロがコンビを組み、オーバメヤンとラモスを2トップに配置する攻撃的な布陣だ。

 この変更によってリズムが出始めたドルトムントは、59分に1点を返す。香川が左サイドのデンベレに展開。デンベレのクロスをオーバメヤンがヘッドで合わせる。

 しかし直後にカウンターで右サイドを突破され、ハーダーギョナイの折り返しをレツカノに押し込まれて3点目を奪われてしまう。“CL後遺症”は尾を引いた。その後は69分にラモスが、そして90+1分にプリシッチがゴールを決めて、ドルトムントはインゴルシュタットを相手に3-3のドローに持ち込むのが精一杯だった。

 CLからブンデスにどのように切り替えるか。遡れば9月27日のレアル・マドリード戦でも2-2と好ゲームを見せながら、4日後の10月1日に行われたブンデスのレバークーゼン戦では低調なパフォーマンスを見せて、0-2で敗れている。

 ドルトムントの課題がまた1つ垣間見えた、インゴルシュタット戦だった。

(取材・文:本田千尋【インゴルシュタット】)

【了】

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