中国スーパーリーグの江蘇蘇寧は、ミランに所属する日本代表MF本田圭佑とインテルに所属する日本代表DF長友佑都をセットで獲得しようと画策しているようだ。24日にイタリア『カルチョメルカート.com』のフェデリコ・ザノン記者が伝えている。

　ミラノに本拠地を置くそれぞれのチームで今季に出場機会が激減している本田と長友。本田はヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の中で序列は低く、長友もフランク・デ・ブール監督のもとDFクリスティアン・アンサルディやDFダビデ・サントンに次ぐ3番手とされている。

　このような状況から両選手は移籍が頻繁に噂され、他クラブから注目されているとみられているが、具体的な一歩を踏み出したのはインテルの株式の68％を保有している蘇寧グループが所有する江蘇蘇寧だという。最近江蘇蘇寧は長友へオファーを提示したという噂を否定したばかりだが、同クラブは継続的にプレーしたがっている両選手の代理人と最初の接触を行ったようだ。

　蘇寧グループは、江蘇蘇寧が本田と長友の両選手を獲得すればスポーツ面だけでなくマーケティングでも大きな意味を成すと考慮しているという。そして同グループは、両選手と自社のブランドを結びつけることで日本市場でのブランド拡大を目標としているようだ。

　それぞれのチームでお互いに厳しい立場に置かれている本田と長友。果たしてイタリアの名門に所属する両選手は、出番を求めて新天地に中国という選択肢を選ぶだろうか。

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