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支配率72%、シュート37本で得点”ゼロ”。マンU、記録的な無駄打ちに

text by 編集部 photo by Getty Images

ズラタン・イブラヒモビッチ
マンチェスター・ユナイテッドのズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】

 現地時間29日に行われたプレミアリーグ第10節の試合で、マンチェスター・ユナイテッドはバーンリーに対して圧倒的優位に試合を進めながらも0-0のスコアレスドローに終わった。

 ボール保持率はユナイテッドが約72パーセント、コーナーキック数は19対1など、あらゆるデータがこの試合でのユナイテッドの優位を示している。その中でも特に目を引く数字は、37本という驚異的なシュート数。サッカーのデータ分析などを手がける『Opta』によれば、このシュート数はデータ集計を開始した2003/04シーズン以来ではユナイテッドが1試合に放ったシュート数の最多記録だという。

 ユナイテッドのFWズラタン・イブラヒモビッチは、その中でもチーム最多の12本のシュートを放っている。1人の選手がプレミアリーグの1試合で放ったシュート数としては、2011年12月に当時アーセナルに所属していたFWロビン・ファン・ペルシが記録して以来で最多となった。

 それだけのシュートを放ちながらもゴールを奪えなかったのは、バーンリーのGKトム・ヒートンの奮闘に阻まれたせいでもある。ヒートンが記録したセーブ11本という数は今季プレミアリーグで最多タイ。サウサンプトン戦でヒートン自身が記録していたセーブ数に並んだ。

 圧倒的な数のチャンスを生み出しながらも勝ち点1にとどまっただけでなく、MFアンデル・エレーラが退場処分、ジョゼ・モウリーニョ監督が退席処分を受け、ユナイテッドにとっては非常に後味の悪い結果となった。順位も暫定8位に後退し、首位との差は8ポイントに開いている。

【了】

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