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”史上最高額の男”の決定率はリーグ”最低”…マンUで苦戦続くポグバ

text by 編集部 photo by Getty Images

ポール・ポグバ
マンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバ【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドで大きな期待を受けるフランス代表MFポール・ポグバだが、ここまでは苦戦が続いている。その現状はデータにも表れており、シュート決定率はプレミアリーグで最下位、欧州主要リーグでも最低クラスだという。3日付のスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 ポグバは今季、1億500万ユーロ(約120億円)だとされる巨額の移籍金でユベントスから古巣ユナイテッドへと復帰。サッカー界の”史上最高額の男”となり、これまで以上に大きな注目と期待を集める存在となった。

 だが、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるチーム全体が安定しない戦いを続ける中で、ポグバも期待通りのパフォーマンスを発揮するには至らず。ファンやメディアからの批判対象ともなり、史上最高額の移籍金は重荷となってしまっている。

 決して点取り屋ではないポグバにとって、ゴール数は評価の対象ではなく、プレミアリーグでここまで1ゴールという数字に問題はないかもしれない。だが、リーグ公式のデータによればポグバがこれまで放っているシュート数は31本で、プレミアリーグ6位タイ。3.23%という決定率は、1ゴール以上を記録している選手の中では最低となっている。

『マルカ』によれば、この数字はいわゆる欧州5大リーグの今シーズンの中でも最低クラス。ポグバより決定力が低い選手は、セリエAのペスカーラ所属のFWジャンルカ・カプラーリ(2.94%)ただ1人だという。

 チーム自体もプレミアリーグではここ3試合無得点と、不発が続いている。今週末のスウォンジー・シティ戦では4試合ぶりのゴールと、5試合ぶりの白星を挙げることができるだろうか。

【了】

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