まさにメッシ劇場。攻撃のタクト振った「史上最高の選手」。バルサが得たカウンターという新たな武器

バルセロナは現地時間6日、リーガエスパニョーラ第11節でセビージャと対戦し、アウェイで2-1の逆転勝利を収めた。この日の主役は、リオネル・メッシだ。1ゴール1アシストを記録し、相手選手も「史上最高の選手」と絶賛している。(文:高橋康光)

2016年11月07日(Mon)11時26分配信

text by 高橋康光 photo Getty Images
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まさにメッシ劇場。セビージャは健闘もバルサが逆転勝利

メッシ
敵将ホルヘ・サンパオリ監督も絶賛したバルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】

 セビージャの大健闘が光った一戦も、終わってみればメッシ劇場だった。

 敗れた敵将ホルヘ・サンパオリ監督も「試合が壊れかけて来たときに彼を止めるのは非常に難しい。メッシも他の選手にしても、スペースを与えればこちらはファウルを犯してしまう」と述べる。

 そして同監督が「我々にとってベストの前半だった」と言うように、試合が“壊れる”前は明らかにセビージャペースであった。前線からの激しいチェイスがハマり、ポゼッション、パス本数でバルセロナを上回る戦いを展開する。

 データサイト『opta』によると今季のバルセロナの平均ポゼッションは68.3%だが、この日の試合では52%と今季ワーストの数字を残している。1-3と敗れた先日のマンチェスター・シティ戦でも60%をマークしていただけに、セビージャの健闘が分かる。

 ただ、セビージャが選手間の距離を非常にコンパクトに、そしてハードにプレーしてきたことは、バルセロナにとってもプラスに転じたことはある。それは、バルセロナも必然的にコンパクトに戦わざるを得なくなったということだ。

 2人のCBの間まで下がり、低い位置からゲームを組み立てることがしばしば見られたMFセルヒオ・ブスケッツもこの日は終始高い位置をキープ。『ムンド・デポルティーボ』紙も「非常に良くなった。トップフォームではないが、完璧な試合をこなした。中盤を常に助けていた。グッドニュースだ」とこのところ低調なパフォーマンスが続いていたブスケッツの復調を称賛している。

 そして、この日スタメンに入ったデニス・スアレスの働きも出色の出来だった。22歳のMFはピッチのあらゆるところに顔を出し、労を惜しまぬ働きを見せた。86分に交代するまで中盤3人の中で最多の45本のパスを供給し、89%の成功率をマーク。『ムンド・デポルティーボ』でも「バルセロナでのベストパフォーマンス」とこちらも称賛された。

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