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セビージャ指揮官、出場少ない清武に「時間が経てば変わる」。セスク獲得は否定

text by 編集部 photo by Getty Images

清武弘嗣
セビージャの清武弘嗣【写真:Getty Images】

 セビージャのホルヘ・サンパオリ監督は、出場機会の少ない日本代表MF清武弘嗣について、今後状況が変化する可能性もあるという見通しを示している。10日付のスペイン紙『マルカ』などが同監督のコメントを伝えた。

 今夏セビージャに加入した清武は、シーズン開始当初こそ継続的に起用されていたものの、その後出場機会が減少。今月2日のチャンピオンズリーグ、ディナモ・ザグレブ戦での交代出場が公式戦9試合ぶりの出場となったが、続いて6日に行われたリーガエスパニョーラのバルセロナ戦ではベンチに入りながらも出場機会は与えられなかった。

 サンパオリ監督は、清武やDFティモテー・コロジエチャクが十分な出場機会を得られていない状況について、「チーム内での戦術的な理由やパフォーマンス面の理由により、彼らがプレーするのが難しくなっている」と説明。その上で、「時間が経てばそれが変わっていくことは間違いない」と述べ、今後の状況変化によって清武らに出場のチャンスが訪れる可能性も示唆した。

 少なくとも、1月の移籍市場で清武に新たなライバルが現れることはないようだ。チェルシーで出場機会が減少しているMFセスク・ファブレガスは冬に新天地を求める可能性がささやかれ、セビージャも移籍先の候補のひとつに挙げられたが、サンパオリ監督は同選手の獲得を考えてはいないと主張した。

「(セスクは)重要な選手ではあるが、私が彼のことを考えているということはない。彼がここに来ることが可能だとは頭に浮かばないからだ」とサンパオリ監督。「非常にインテリジェンスがあり、どんな監督でも欲しいと思う選手だ」とセスクを称賛しながらも、獲得の可能性を考えてはいないと述べている。

 清武については、日本代表への招集による疲労の影響も出場機会が少ない一因だとサンパオリ監督は先日話していた。清武は現在ロシアW杯アジア最終予選のため帰国しているが、その後はしばらく代表での試合がない時期が続く。クラブでの出場機会を増やしていくことができるだろうか。

【了】

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