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モウ、怒りの矛先はルーニーではなく”止められなかった”協会スタッフに?

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼ・モウリーニョ
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、”泥酔”して醜態を晒したウェイン・ルーニーではなく、その事態を止めることができなかったイングランドサッカー協会(FA)に腹を立てているようだ。16日付の英メディア『スカイ・スポーツ』が伝えている。

 イングランド代表に合流したルーニーは、思わぬ失敗を犯してしまうことになった。ロシアW杯欧州予選でスコットランドに勝利を犯した翌日、代表チームの宿泊するホテルのバーで飲みすぎてしまったようだ。その後、ホテルで開かれていた一般客の結婚パーティーに招かれ参加したが、そこでの様子は「酷い様相だった」などとの証言が写真とともに伝えられてしまった。

 所属クラブのモウリーニョ監督にとっても歓迎すべき事態ではないが、怒りの矛先はルーニーではなく、FAへと向けられているという。ルーニーがオフの日に自由な行動を楽しんだこと自体を問題視してはいないようだ。

 ルーニーが飲んでいた際には協会関係者も同席していたと伝えられている。『スカイ・スポーツ』によれば、コーチの一人やサポートスタッフ、チームメートのDFフィル・ジャギエルカがそこに含まれていたとのことだ。その場に居合わせていながらルーニーの失態が度を越してしまうのを止められず、その様子が報道されるに至った責任はFAのスタッフにあるとして、モウリーニョ監督は怒りを募らせている模様だと伝えられている。

 イングランド代表はその後、15日にスペイン代表との国際親善試合を戦ったが、ルーニーは膝の軽い負傷のため欠場。ユナイテッドに戻ってクラブの医療スタッフによる検査を受けた。現地時間19日に行われるプレミアリーグのアーセナル戦には出場できる可能性があるのではないかとみられている。

【了】

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